国の抑制を克服しながら沿海地方で新しい薬局をオープンする楽観主義者がいます。アレックス・ファーム・薬局チェーンを運営しているMonastyryov&Coホールディングの社長アレクサンドル・モナスティリョーフ氏は「ZR新聞」の取材で自分の思いを語りました。

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数年前から薬局業界は、税負担の引き上げ・生命を救う医薬品及び必須医薬品(VED)の小売マージンの制限・医薬品小売業界全体に対する政府規制の強化(ラインアップの制限・麻薬販売の管理強化・薬局内の調薬プロセスに対する要求強化など)という状況に陥っています。現時点で、保健社会発展省によると、VED医薬品のリストには、国際一般名の医薬品が500点(即ち、商標名2000点及び医薬品形態5500点)含まれています。

-我々のホールディングが医薬品の小売事業に取り組んだのは、比較的に遅い2008年でした。元々、この会社は、薬局や医療機関に医薬品・サプリメント・健康食品・医療機器・その他健康商品を提供するため、卸売企業として設立されました。我々は長い間、得意先とバッティングしないように、小売業界に入ろうとしませんでした。しかし、ある時に医薬品市場に薬局の数が大変多くなったことに気付きました。製薬業界と医学の知識が全くない人たちでも、利益ばかり追求して薬局をオープンし始めました。

2008年に我々は、今までなかった薬局サービスを市場に初めて導入しました。それは、オンライン薬局兼コールセンターでした。私はこの事業をずっと前から得意先様に提案しましたが、取り入れてもらえませんでした。結果として、我々は自分の力でこのアイデアを実現しました。注文は電話やインターネットでも24時間可能です。注文された商品は次の日より薬局での受取または自宅へのお届けになります。電話やインターネットで事前に注文する場合、自動的に10%の割引が適用されます。また、我々の薬局では、割引カードをお持ちのお客様は更に10%までの割引もご利用いただけます。一般のお客様にご利用いただける合計の割引は20%になります。

お客様の反応はどうでしたか?

– 反応がとても良かったです。我々は、システムの効率性を確認したく、第一店舗を一般的な観点から言えば不便な場所でオープンしました。それにしても、お客様の反応がとても良かったです。今は、ワリャーグ工場の建物内にあるこの薬局は、月に1万7千人のお客様がご来店いただいています。2011年春に第二店舗をナホトカ市でオープンし、年末にウラジオストクで交通の便利な所で第三店舗をオープンしました。将来的にウラジオストクで更に4-5店舗をオープンし、沿海地方全体で拡大する予定です。

– 薬局を成功させるには、何が一番重要ですか?

– 一番重要な要素は、薬局の経営者だと思います。経営者は、プロの知識及び効率的なシステムを作れる能力を持たなければなりません。システム全体の重要な要素については、人材確保・マーケティング戦略・効率的なビジネスプロセスなど、全てが重要です。他の業界と全く同じです。

医薬品小売業界全体に対する政府規制が強化された結果、多くの薬局チェーンは、生き残るために従業員の給料や医薬品ラインアップや店舗の数を削減し、医薬品品質管理にかかる費用を減らしてしまいました。アレクサンドルさんのチェーンは、生き残るためどんな対策をしていますか?

– 先ず、我々は効率的な物流体制を構築しました。各店舗で大きな在庫を持っておらず、お客様からご注文いただいた商品を毎日各店舗にお届けします。そうすることによって、保管費用が削減できます。次に、ホールディングに入っているIT会社による開発された最新なコンピューター技術の利用は、人件費の削減に繋がります。ホールディングに卸売と小売事業が両方含まれており、仕入量が大きいので、我々は大規模のディーラから割引価格で仕入できます。取引量が多く、最小限のマージンで医薬品の販売を行うことが可能になりました。従って、我々は利益を最小限にしています。ホールディングにはいくつかの事業がありますので、我々は、医薬品小売事業から最大限の利益を得ることを目指していません。私たちは発展に焦点を置いています。

我々は医薬品の品質管理をしっかりやっています。品質管理とは、薬局にとって重要な要素です。人事管理もしっかりしています。不況の中、人員削減を行うという経営者の考え方は正しくないと思います。我々は、不況になっても人材を大切にします。人材は会社にとって大切な宝物です。

– 人事の問題はないということですね。

– 我々の会社は、適正な給料維持・福利厚生・研修・キャリア発達に力を入れているので、人材流動性が低いです。一方、人材確保に苦労しています。理由は、市場でプロフェッショナルな人材が不足しているからです。

医薬品小売市場の政府規制をどのレベルにすれば良いと思いますか?

– 最低限に抑えなければならないと思います。私は、ビジネスを管理するには競争が最良の方法だと確信しています。政府が新しい規制を導入するたびに、全ての薬局は費用をかばーするために値上げをせざるを得ません。結果としてお客様の負担が増えてしまいます。我々は、業界団体を通じて政府に説明していますが、まだご理解いただけない状態です。私は、もし政府が薬局業界に対し規制強化をしなければ、医薬品の価格が安くできたと断言できます。

新しい規制が導入されるたびに、企業の負担が増えます。例えば、現在各薬局は政府に対して、生命を救う医薬品及び必須医薬品(VED)の価格と売上高に関する報告書を提出しなければなりません。報告書の作成と提出に時間がかかり、人件費が増えるため、医薬品の価格にも反映されます。更に、薬局は帰属収入単一税制を利用できなくなったら(制度廃止予定は2013年)、会計に係る費用が間違いなく増えてしまいます。

VEDリストの含まれている50ルーブル未満の医薬品が政府の価格規制下にあるため、薬局はこの医薬品の販売を止めざるを得ません。理由を説明してみます。最大の小売マージンは製造者価格の38%です。例えば、薬局は医薬品を5ルーブル(製造者価格)で仕入れます。従って、小売マージンは1.9ルーブル以下になります。薬局の店員がお客様に商品を渡すにあたって平均1分が必要なため、人件費は約4ルーブルぐらいかかります。従って、薬局にとっては損です。更に人件費の他、運送費、保管費などもかかります。私が思うのは、上記の医薬品に対し、マージンをパーセントではなく、金額で設定しなけれななりません。しかし、政府はこの問題を解決しようとしません。政府規制がそもそも薬局事業で適正な価格設定を目指しているが、結果的にお客様が損します。

– このような状況の中、薬局から安い薬が消えると思いますか?

– 政府が政策を変えない限りそうなるでしょう。薬局は今利益のないCITRAMONIUMのような薬の販売を中止したら、頭痛になったお客様は高価格の薬を買わざるを得なくなります。

-薬局業界の市場動向についてどう思いますか?

– 薬局の一部が閉店したり、新しい薬局がオープンしたりしますが、薬局の数が急激に減らないと思います。プロの知識を持っていない人は薬局業界から消えると思いますが、それはお客様にとっていいことです。政府が規制を緩和すれば、将来的に医薬品の価格が安くなる可能性があります。

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アレクサンドル・モナスティリョーフ氏は、1971年7月6日、ウラジオストク生まれ。父親:潜水艦の船員。1988年:ソ連人民教師N.N.ドゥビニン記念第2号寄宿学校を卒業。1994年:医科大学を卒業。資格:小児科医。学生時代、市立子どもクリニックで勤務し、その後スポーツクラブ「ディナモ」の医師として勤務。1994年から:製薬会社でマネジャーとして勤務。1999年:沿海地方の薬局や病院へ医薬品の仕入を行う卸売会社を設立。慈善活動を行っているモナスティリョーフ氏は、モスクワ総主教アレクシイ2世よりドミトリーツァーリ勲章を授与。

記者:エレーナ・ヴォルコワ

出典: http://www.zrpress.ru/zr/2012/20/53511/

 

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